
【最大5万円負担】広島県「令和7年度 慶尚北道青少年交流派遣事業」募集内容をまるっと解説(応募期限・費用・準備まで)
広島県が、韓国・慶尚北道(けいしょうほくどう/Gyeongsangbuk-do)へ県内の高校生を派遣する国際交流事業の参加者を募集しています。
**「海外に行ってみたい」「同世代と交流して視野を広げたい」「将来、国際関係や観光・文化に関わりたい」**という高校生・保護者・学校関係者に向けて、公式情報を読みやすくブログ形式で整理しつつ、渡航準備の“実務”まで補足します。
この事業を一言でいうと
広島県内の高校生10名を、韓国・慶尚北道へ6日間派遣(交流会+ホームステイ+文化体験など)し、渡航費の一部(最大5万円)を県が負担してくれるプログラムです。
そもそも「広島県 × 慶尚北道」ってどんな関係?
広島県と慶尚北道は、これまでの交流の積み重ねを踏まえて2025年11月13日に友好提携を締結しています。広島県にとっては、四川省(中国)、ハワイ州(米国)、グアナファト州(メキシコ)に続く4番目の友好提携先という位置づけです。
また、2020年12月のオンライン会議を起点に、県内大学生の派遣や青少年の相互派遣など、交流が段階的に進められてきた流れの中で今回の事業があります。
事業概要(いつ・どこへ・何をする?)
派遣先
- 韓国 慶尚北道
派遣期間
- 2026年3月23日(月)〜3月28日(土)(令和8年)
- 航空便の状況によっては、前日(3/22)に福岡空港などの近くで宿泊する場合あり
派遣人数・引率
- 高校生10名
- 引率:広島県職員 1〜2名予定
現地での主な活動
- 現地高校生との交流会参加
- ホームステイ(1泊):交流会に参加する高校生宅へ
- 歴史遺産・文化施設の見学、文化体験などの視察・体験プログラム
事前・事後の必須イベント
- 事前説明会
- 帰国報告会
- 帰国報告書の提出
「最大5万円」って何がどう支援されるの?
この事業は、よくある“現金で一括支給される補助金”というより、**必要経費の負担分担が明確な「費用支援型」**です。
県・慶尚北道政府が負担するもの
- 広島県:渡航に係る旅費(国内移動費・航空運賃一式など)の一部を負担(最大50,000円)
- 慶尚北道政府:韓国内での移動交通費、宿泊費・食費を負担
参加者が負担するもの(要チェック)
主に以下は自己負担です。
- 県負担(最大5万円)を超える渡航旅費の残り
- 事前説明会・帰国報告会の参加にかかる交通費
- 旅券(パスポート)取得費用
- 査証(ビザ)取得費用(国籍によって必要な場合)
- K-ETA(電子渡航許可)取得費用(募集要領には費用の記載あり)
- 海外旅行傷害保険(必須)
- 医療費、土産、通信費などの私的費用
- 公式日程外の活動費
- 派遣決定後の個人的理由でキャンセルした場合のキャンセル料(航空券など)
自己負担はいくらくらい?(公式の目安例あり)
公式資料に、福岡国際空港利用の場合の目安が掲載されています。
- 往復航空券(燃油サーチャージ・空港税等込み):50,000円
- 国内移動費(広島駅⇔福岡空港):18,720円
- 国内宿泊料(朝食込み):12,000円
- 合計:80,720円
→ 県負担最大50,000円の場合の自己負担目安:30,720円
※「あくまで目安」で、航空券価格などで変動します。
応募できる人(対象者)
広島県内の高等学校・高等専門学校に在籍する1〜2学年の生徒で、次の条件を満たす必要があります。
- 派遣の全日程+事前説明会+帰国報告会に参加できる
- 心身ともに健康で、海外での規律ある行動・団体生活に支障がない
- 派遣後、学校内での報告等に努め、県の国際交流活動にも協力する意思がある
- 保護者および学校長の同意が得られる
応募スケジュール(締切はいつ?)
申込期限(超重要)
- 2026年1月23日(金)17:00必着
- 学校を通じて県に提出(郵送または電子メール)
選考(2段階)
- 第1次:書類審査(申込書+作文)
- 第2次:オンライン面接(主に日本語、一部英語)
面接予定:
- 2026年2月12日(木)〜2月13日(金)16:00〜18:00頃(予定)
- オンライン
結果通知
- 第1次結果+第2次日程:2/4(水)17:00までに学校へ
- 第2次結果:2/18(水)17:00までに学校および本人へ
事前説明会・帰国後
- 事前説明会:2/28(土)15:00〜17:00(予定)/県庁(保護者も出席)
- 帰国報告会:4/13(月)15:00〜17:00(予定)/県庁
- 帰国報告書:帰国後1週間以内に提出
- 状況により、報告会などをオンライン実施する可能性あり
申込方法(提出書類・提出先まで)
提出方法のポイント
- 必ず学校を通じて提出(本人が県へ直接提出ではない)
- 推薦書は、学校名を記載した封筒に入れて封をし、封緘印を押す指定あり
申込書類(3点)
- 推薦書(様式1)
- 参加申込書(様式2)
- 作文(800〜1200字、日本語、様式任意)
作文テーマ(書類審査の核)
次の3点を中心に具体的に書きます(タイトル自由)。
- 韓国や慶尚北道に対する印象・興味
- 訪問先でやってみたいこと
- 帰国後、その経験をどう生かすか
提出先(県の窓口)
- 広島県 地域政策局 国際課(国際交流グループ)
- 住所:〒730-8511 広島市中区基町10-52
- メール:kokusaik@pref.hiroshima.lg.jp
選考で見られるポイント(対策のヒント)
公式に示されている「主な観点」は、ざっくり言うと次の4つです。
- 事業の趣旨を理解し、現地で積極的に交流できるか
- 関心を持ち、情報収集や語学力向上など自分で準備できるか
- 交流に必要な基礎的な英会話力があるか
- 派遣後、学校内での報告や県の国際交流活動に協力できるか
作文で刺さりやすい書き方(例)
- 「慶尚北道=○○が有名」レベルで終わらせず、
**“誰と何を交流したいか/そのために事前に何を準備するか/帰国後どう還元するか”**まで書くと強いです。 - 例えば
- 英語で自己紹介+質問を10個準備
- 交流会で話したいテーマ(学校生活、部活動、進路、SNS、平和教育など)
- 帰国後に校内報告会、文化祭展示、英語スピーチなど具体案
現地の言語は?英語が不安でも大丈夫?
公式には次のように整理されています。
- 現地では日本語が使える慶尚北道職員が同行予定
- ただし、交流会・ホームステイは主に英語
- そして重要:ホームステイには県職員・慶尚北道職員は同行しない
つまり「韓国語が話せない=即アウト」ではない一方で、“英語で交流する姿勢”は必須です。
慶尚北道ってどんな場所?(行く前に知っておきたい)
慶尚北道は、千年古都・慶州(キョンジュ)をはじめ、韓国の歴史と文化が色濃い地域として紹介されています。慶州では新羅(Silla)王朝の文化に触れられるほか、安東(アンドン)は儒教文化の伝統が感じられる都市として知られています。
世界遺産クラスの見どころも多い
- 石窟庵(ソックラム)と仏国寺(プルグクサ):慶州を代表する仏教遺産のひとつ
- 慶州歴史地域:新羅の首都だった慶州の歴史遺産エリア
- 河回(ハフェ)・良洞(ヤンドン)歴史村:朝鮮王朝期の儒教文化や集落景観を伝える歴史村
「どんな見学・体験になりそう?」のイメージ
同じ慶尚北道を舞台にした別の国際交流プログラム(慶尚北道サマーキャンプ)の参加報告では、
**仏国寺・河回民俗村・瞻星台(チョムソンデ)等の見学、食文化体験(安東チムタク作り等)**といった例が紹介されています。
※今回の派遣事業で同じ場所に行くと確約されたものではありませんが、地域として文化体験の幅が広いことはイメージしやすいはずです。
渡航準備の「盲点」まとめ(パスポート/K-ETA/入国申告)
ここは公式募集要領に“全部は書かれていない”ので、実務として重要な点を補足します。
1) パスポートは早めに(発行に時間がかかる)
外務省は、2025年旅券(集中作成方式)導入に伴い、国内では申請から交付まで2週間程度かかる旨を案内しています。旅行が決まったら早めの申請が安全です。
費用の目安(外務省資料):
- 10年旅券:18歳以上(オンライン 15,900円/窓口 16,300円)
- 5年旅券(12歳以上):オンライン 10,900円/窓口 11,300円
- 5年旅券(12歳未満):オンライン 5,900円/窓口 6,300円
高校生は年齢的に5年旅券になるケースが多いので、家庭内でも費用感を共有しておくと安心です。
2) K-ETAは「要る/要らない」が時期で変わる(超重要)
募集要領にはK-ETA費用の記載がありますが、韓国側の制度は変更があり得ます。
たとえば、在大韓民国日本国大使館などの案内では、日本を含む対象国についてK-ETA一時免除が2026年12月31日まで延長された旨が案内されています。
結論:
- 2026年3月渡航のタイミングでは、日本国籍ならK-ETAが免除対象となる可能性が高い
- ただし制度は変更されることがあるため、最終的には県・学校からの案内+公式情報で確定してください
3) K-ETA免除なら「電子入国申告(e-Arrival card)」が必要になる可能性
韓国の公式サイトでは、K-ETA免除者は申告対象、一方でK-ETA保有者は申告除外と整理されています。
また、電子入国申告(e-Arrival card)は手数料無料で、到着3日前から申告可能と案内されています。
つまり「K-ETAが免除=何もしなくていい」ではなく、入国手続きが別ルートになる可能性がある、ということです。
参加が決まったら知っておくべき注意点(公式の“その他”が大事)
公式ページの「その他」には、参加者にとって重要な注意事項があります。
- ホームステイには職員が同行しない(=自立して行動する必要)
- 参加者同士+県の連絡用に、SNSのグループチャット(LINE等)に参加する想定
- 事業中の写真は、県のPR等に使用される可能性あり
- 派遣決定後、パスポートの写しを指定期日までに提出する必要
- 食事制限など「特別な配慮が必要」な場合、受入側の状況によっては派遣できない可能性がある
まとめ:この制度、どんな人におすすめ?
- 県の費用負担があり、現地の宿泊・食費も手厚い
- ホームステイ込みで、“観光”よりも“交流”が主役
- 選考はあるが、作文+面接(オンライン)で挑戦しやすい
**締切は「2026/1/23(金)17:00必着」**なので、気になる人はまず学校の先生(国際交流・進路・担任など)に早めに相談するのが最短ルートです。

