冬が近づき、朝晩めっきり冷え込むようになりました。
残念なことに、中小企業様を取り巻く環境も、かなり厳しい冬の到来を感じています。
1 まずは融資の面です。
①以前
今年春から夏にかけて、コロナ対策融資を行われる金融機関さんは、大変な忙しさでいらっしゃったと思います。
当然忙しくなると、一件当たりの審査等にかけられる時間も少なくなります。
緊急融資を要求する世論の声も大きかったです。
結果的に、融資は非常に受けやすくなっていました。
②今後
しかし、今後は同じようにはいかない、そのように感じています。
なぜそう感じるか、詳細の根拠としては、下記ネクストフェイズ様のブログに詳しいです。
借り入れを必要とされる企業様は、自社をお守りいただくためにぜひご一読いただくことを、強くお勧めいたします。
2 次に補助金の件です。
①以前
コロナ対策を受け、国、地方自治体が、続々とコロナ対策の補助金を創設しました。
しかし、地方自治体の多くが、すでに打ち切りました。
持続化給付金も来年一月で終わります。
そして昨日、持続化補助金の採択率の発表がありました。
持続化補助金は、国の補助金中でも非常に門戸が広い補助金です。
以前80%前後あった採択率が、なんと50%近くダウン、30%弱の採択率となりました。
7,169件の採択減少、12,664件の採択です。
ちなみに第一回、第二回のコロナ特別枠の結果は下記の通りです。
第1回 締切分 5503件採択 / 6,744件申請 81.6%
第2回 締切分 19,833件採択 / 24,380件申請 81.3%
それ以前の年度でも、ここまで採択率の低い回は、見たことがありません。
理由として、例えば下記が考えられます。
・当初4回だけを予定してのに、急遽1回増えて、残りの予算を確保しなくてはいけなくなったから。
・申込者そのものの分母が増えたから。
上記理由から考えますと、第4回、5回も採択率があがる見込みは少ない、
今回の採択率が継続するのでは?という、非常に暗い見通しです。
今できうることは、非常に厳しい戦いを勝ち抜いていけるだけの補助金獲得の準備を、用意周到に積み重ねていく、
そのことしかできないように思います。
又身近に政治やマスコミの方がいらっしゃれば、
今のままでは、あまりにもコロナ禍で頑張っていらっしゃる中小企業様が救われないこの現状を
なんとしてもお伝えいただければ、非常にありがたく存じます。