赤い羽根福祉基金による2025年度の新規事業助成

はじめに

広島県三次市、庄原市、安芸高田市の非営利組織の皆様に向けて、赤い羽根福祉基金による2025年度の新規事業助成についてご案内いたします。本助成金は、従来の公的支援では対応できない地域特有の福祉課題に対して、革新的なアプローチで解決を目指す事業を支援するものです。特に中山間地域特有の課題解決や、地域資源を活用した持続可能な福祉モデルの構築を重視しています。

概要

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「赤い羽根福祉基金」2025年度新規事業助成 – 助成財団センターhttps://www.jfc.or.jp/subsidy/grants241203-001/

①補助金額:
上限1,000万円/年(総額6,000万円)
※複数年度の申請も可能で、最長3年間(2028年3月31日まで)の継続支援があります。

②補助率:
事業費の全額補助が可能
※人件費、事業費、管理費等を包括的に支援します。

③補助対象経費:

  • 事業実施に直接関わる経費(人件費、謝金、旅費、会議費等)
  • 事業管理に必要な経費(事務所維持費、通信費等)
  • 機材・設備の購入費(事業に直接必要なものに限る)
  • 調査研究費、報告書作成費
  • ネットワーク構築のための会議・イベント開催費

④補助対象者:

  • 社会福祉・地域福祉の推進を目的とする非営利団体
  • 法人格の有無は不問
  • 複数団体による連携事業も可能
  • 過去の活動実績は不問(新規立ち上げ団体も応募可)

⑤申請期限:
2024年12月26日(木)23:59まで
※システム混雑を避けるため、早めの申請を推奨

⑥申請要件:

  • 応募時点で団体が設立されており、実施体制が整っていること
  • 特定の宗教や政治思想を広めることを目的としないこと
  • 反社会的勢力との関わりがないこと
  • 事業の成果を広く社会に発信する意欲があること
  • 他団体との連携・協働を前提とした事業であること

想定される活用事例

①問題点:
三次市みらい福祉支援センター(仮称)では、以下の地域課題に直面しています:

  • 中山間地域における独居高齢者の増加と見守り体制の不足
  • 認知症高齢者の徘徊対策の必要性
  • 若年介護者(ヤングケアラー)への支援体制の欠如
  • 外国籍住民の医療・福祉サービスへのアクセス困難
  • 障がい者の就労機会の不足
  • コロナ禍での社会的孤立の深刻化

②補助金による問題解決:

庄原市ささえあいネットワーク(仮称)の取り組み:

  • ICTを活用した24時間見守りシステムの構築
  • AIによる異常検知と緊急通報システムの導入
  • 地域ボランティアによる定期訪問体制の確立
  • 多言語対応の相談窓口設置
  • 障がい者の農福連携による就労支援プログラムの開発

安芸高田市福祉みらい協議会(仮称)との連携:

  • 三市共同のデータベース構築
  • 広域的な支援人材の育成・派遣システムの確立
  • オンライン相談プラットフォームの共同運営
  • 成功事例・ノウハウの共有体制の構築

詳細な説明

①補助金額:

  • 単年度:上限1,000万円
  • 2年計画:各年度上限1,000万円(最大2,000万円)
  • 3年計画:各年度上限1,000万円(最大3,000万円)
    ※事業規模に応じて柔軟な申請が可能

②補助率:
事業費の100%補助
※自己資金の確保は不要ですが、事業の持続可能性を考慮した計画が必要

③補助対象経費:
【人件費関連】

  • 専従職員の給与
  • 非常勤職員の賃金
  • 専門家への謝金
  • ボランティアの実費弁償

【事業運営費】

  • 会場使用料
  • 印刷製本費
  • 通信運搬費
  • 広報費
  • 保険料

【設備・備品費】

  • ICT機器購入費
  • 福祉機器レンタル料
  • ソフトウェア使用料

【その他】

  • 研修開催費
  • 調査研究費
  • 報告書作成費
  • ネットワーク構築費

④補助対象者:

【対象となる団体の例】

  • NPO法人
  • 一般社団・財団法人
  • 社会福祉法人
  • ボランティア団体
  • 地域活動団体
  • 協同組合
    ※法人格の有無は問いません

【求められる要件】

  • 民主的な意思決定の仕組みがあること
  • 情報公開に積極的であること
  • 地域との連携体制があること
  • 事業の実施能力があること

⑤申請期限:
2024年12月26日(木)23:59まで

【重要な日程】

  • 第1回公募説明会:2024年12月6日
  • 第2回公募説明会:2024年12月12日
  • 応募締切:2024年12月26日
  • 結果通知:2025年3月下旬
  • 助成開始:2025年4月

⑥申請要件:

【必須要素】

  1. 公的制度では対応できない福祉課題への取り組み
  2. 先駆的で全国的なモデルとなる可能性
  3. 社会的認知の低い課題への対応
  4. 革新的な手法の導入
  5. 多様な団体との連携

申請手順

  1. 事前準備
  • 団体の規約・定款の確認
  • 役員名簿の整備
  • 事業計画の策定
  • 予算計画の立案
  1. Web応募フォーム(e応募)での団体登録
  • 基本情報の入力
  • 必要書類のアップロード
  • 登録完了の確認
  1. 応募書類の作成と提出
  • 応募書①(Word)の作成
  • 応募書②(Excel)の作成
  • 補足資料の準備
  1. 審査対応
  • 書類審査
  • ヒアリング(必要な場合)
  • 追加資料の提出(求められた場合)
  1. 採択後の手続き
  • 助成決定証書授与式への参加
  • 事業実施計画書の提出
  • 覚書の締結
  • 助成金の受け取り
  1. 事業実施・報告
  • 定期的な進捗報告
  • 成果の公表
  • 会計報告の提出

まとめ

本助成金は、広島県三次市、庄原市、安芸高田市における地域福祉の革新的な取り組みを支援する貴重な機会です。特に以下の点を重視しています:

  • 地域特性を活かした独自の解決策の提案
  • 持続可能な支援モデルの構築
  • 広域連携による相乗効果の創出
  • デジタル技術の効果的な活用
  • 住民参加型の支援体制の確立

応募書類の作成には十分な時間的余裕を持って取り組むことをお勧めします。

ご不明な点やご相談がございましたら、どうぞお気軽にお声かけ願います。

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