| 👨💼 「先生、お金より、人なんよ。人が、来んのよ。」 先日も、お客様の社長から、そう、ご相談いただきました。 補助金より、許可より、まず、人。 最近、こういうお話を、ほんとうに、よく、聞きます。 |
| ✨ 社長、知っていらっしゃいますか。 若い社員さんの奨学金の返済を、会社が肩代わりすると、 広島県が、その3/4を、補助してくれる 制度があるんです。 |
今日は、その話を、書いてみようと思います。 📝
① 🥀 社長の悩みは、お金じゃない。人なんです

最近、社長さんと、お話しさせていただくと、
ご相談の入口は、補助金や許可だったとしても、
最後は、ほぼ、この一言に、行き着くんです。
| 💬 「先生、人が、来んのよ。」 💬 「来ても、すぐ、辞めるんよ。」 💬 「もう、20代の若い子は、何年も、入っとらん。」 |
お金の話より、人の話。
お金の悩みは、なんとか、やりくりできる。
でも、人の悩みは、やりくりが、効かないんです。
📊 数字で、見てみます
広島県の有効求人倍率は、令和8年3月時点で、
1.37倍。
建設・採掘の現場は、6.52倍です。
ひとつの仕事に、6人のうち、1人しか、ふり向いてくれない。
さらに、もっと、つらい数字があります。
| 📉 広島県の転出超過、 9,921人 (2024年・総務省統計局) これで、 5年連続、全国ワースト1位 です。 |
そして、転出している方の、約40%が、20代です。
人数にして、約4,294人。
広島で働きたい若者が、
毎年、4,000人以上、県外へ出て行っている
んです。
💭 正直に、しくじりも、書きます
ここで、私自身の、ちょっと恥ずかしい話を、書かせてください。
| 以前の私は、社長さんから「人が来んのよ」と相談されても、 「それは、社会保険労務士の先生のお仕事ですね」 そう、お返ししていました。 |
補助金の話、許可の話には、前のめりで、取り組む。
でも、人の話は、業際を理由に、後回しにしていたんです。
——でも、ある社長から、こう、言われました。
| 💬 「先生、補助金で、機械を入れたって、 動かす人が、おらんのよ。」 |
——ハッ、と、しました。
社長が、ほんとうに、苦しんでおられるのは、
お金より、人だったんです。
だから、今日は、その「人」のお話を、書きます。
② 💴 月1万6,880円の返済が、若者の足を、止めています

ちょっと、視点を、変えてみます。
社長の会社に、20代の若い人が来ない理由。
それは、給料の金額だけ、ではないんです。
📚 大学生の、約55%が、奨学金を借りています
日本学生支援機構(JASSO)の令和4年度学生生活調査によると、
大学生の約55%が、奨学金を借りて、進学しています。
| 📊 貸与型奨学金(第二種)の、平均的な数字 ・借入総額の平均:約324万3,000円 ・月々の返済額の平均:約16,880円 ・返済期間の平均:約14.5年 (JASSO発表) |
大学を卒業して、22歳。
社会人1年目の、初任給の手取りは、20万円も、ありません。
その中から、毎月、16,880円。
家賃を払って、食費を払って、光熱費を払って、
そのうえに、奨学金の返済が、14年半、続きます。
😢 若者の声を、聞いてください
若い社員さんの、心の中を、想像してみてください。
| 🥹 「結婚したいけど、奨学金が残っとるから、踏み切れん。」 🥹 「子どもがほしいけど、自分の借金が、まだ200万も残っとる。」 🥹 「家を買うなんて、まだ、ぜんぜん、想像できん。」 |
奨学金の返済は、
若者の、人生の選択肢を、ぜんぶ、せばめている
んです。
だから、若者は、給料の高い、都会の会社を、選ぶ。
日本経済新聞の調査では、就職先重視で進路を決める広島の若者の、
約60%が、県外を選択
しています。
| 💡 広島の若者が、広島を離れる理由は、 広島が、嫌いだから、ではありません。 奨学金の返済が、しんどいから なんです。 |
③ 🎁 県が、最大3/4を、肩代わりしてくれます——制度の核心

社長、ここから、本題です。
広島県には、令和8年度、こんな制度があります。
| 🎁 令和8年度 Go!ひろしま 奨学金返済支援制度導入企業応援補助金 |
名前が、ちょっと長いです。
でも、中身は、シンプル。
| ✨ 会社が、若い社員さんの奨学金を、肩代わりしたら、 広島県が、その2/3〜3/4を、補助 してくれます。 |
📋 補助率は、2つの枠から、選べます
| 区分 | 補助率 | 従業員1人あたりの上限 |
| 一般企業枠 | 給付額の2/3 | 上限なし |
| 人的資本開示企業枠 | 給付額の3/4 | 上限なし |
「人的資本開示企業枠」は、自社の人材育成方針などを、
ホームページで公開している会社が、対象です。
そこまでは、いきなり難しい、という社長さんも、ご安心ください。
一般企業枠の2/3だけでも、十分すぎるほどの、ありがたい制度です。
🧮 実際に、計算してみます
たとえば、年12万円(月1万円)を、
若い社員さんの奨学金として、会社が肩代わりした場合。
| 💴 会社の負担 ビフォー/アフター 会社が出すお金(給付額) :年12万円 広島県からの補助(2/3) :年8万円 会社の、実質負担 :年4万円 ——3/4枠なら、実質負担は年3万円です。 |
月3,000円〜4,000円。
お弁当を、一回ぶん、社長がご馳走するくらいの金額で、
若い社員さんの、人生が、ふっと、軽くなる
んです。
⏰ 補助の期間は、最長3か年度
補助の対象期間は、交付決定日から、最長3か年度の末日まで、です。
3年間、県が、ずっと、支えてくれる。
🎯 さらに、おすすめのワザ——三段重ねスキーム
じつは、もう一段、お得な使い方が、あります。
広島県の制度に、国の制度と、市町の上乗せを、組み合わせるんです。
| 段 | 制度 | 中身 |
| 1段目 | JASSO 代理返還制度 | 会社が、JASSOへ直接送金。従業員の所得税が、非課税になり得る(※税理士にご確認ください) |
| 2段目 | 広島県 Go!ひろしま補助金 | 給付額の2/3〜3/4を、県が補助 |
| 3段目 | 市町の上乗せ補助 | 三原市・尾道市・福山市・世羅町など。福山市は、補助率1/3・上限36万円 |
国(税の優遇)+県の補助+市町の上乗せ。
ぜんぶ重ねると、会社の実質負担は、
もっと、軽くなります。
| ⚠️ 税務まわりは、必ず、税理士にご確認を JASSO代理返還による給付分は、一般的に、 法人税では「給与」として損金算入、従業員の所得税は非課税、社会保険料の標準報酬月額の対象外 という整理がなされています。 ただし、最終的な税務判断は、必ず、顧問の税理士の先生にご確認ください。 社会保険の手続きまわりは、社会保険労務士の先生にご相談ください。 |
📅 申請期間と、早期申請の、大事なお得情報
| 項目 | 内容 |
| 申請期間 | 令和8年4月1日(水)〜令和9年2月26日(金) |
| 提出方法 | 指定様式で持参または郵送(書留・特定記録郵便) |
| 所管 | 広島県 商工労働局 雇用労働政策課(082-513-3424) |
| 🌸 【早く動いた社長さんへの、ごほうび】 令和8年7月31日(金)17:00 までに申請すると、 令和8年4月1日からの給付分も、遡って、補助対象になります 「うちは、4月から、もう肩代わりしている」 という社長さんは、急いで、ご準備ください。 |
🚧 「あ、それ、うちはダメだった」を防ぐための、落とし穴メモ
制度のうれしい話だけ、書いて、終わるのは、誠実ではありません。
つまずきやすい点を、5つ、お伝えしておきます。
| ⚠️ ① 社内規程の「明文化」が、必須 口頭での約束では、対象外。県のモデル規程を、ベースにご準備ください。 ⚠️ ② 対象は、無期雇用の従業員のみ 有期雇用のままでは、対象外。雇用形態を、整理しておくこと。 ⚠️ ③ 採用は、令和8年3月1日以降 それより前に採用された方は、対象外です。 ⚠️ ④ 退職時に、給付額の返還を求める設計はNG いわゆる「お礼奉公型」は、対象外になります。 ⚠️ ⑤ 対象となるのは、本人が借りた奨学金 親が借りた教育ローンは、対象外。JASSOや、大学・公益法人等の奨学金が対象です。 |
④ 🌸 若者に選ばれる会社が、これから、生き残ります

ここまで、読んでくださって、ありがとうございます。
最後に、社長さんに、いちばん、お伝えしたいことを、書きます。
💎 これは、補助金じゃないんです
私は、これは、ふつうの補助金とは、ちがう、と、思っています。
ふつうの補助金は、会社にとって、得をする話です。
でも、この制度の主役は、
会社じゃ、ありません。
主役は、
若い社員さんの、未来
です。
月3,000円〜4,000円の負担で、
社員さんが、結婚を、ためらわなくなる。
子どもを、ほしいと、思えるようになる。
家を、買おうかな、と、夢を、見られるようになる。
🤝 社員さんは、社長を、ぜったいに、忘れません
「うちの社長は、自分の奨学金まで、肩代わりしてくれた。」
この一言が、若い社員さんの心に、
一生、刻まれます。
「会社が、自分のことを、長い目で、見てくれている。」
そう、感じた若者は、
ぜったいに、辞めません。
📢 求人にも、効きます
広島県は、この補助金を使った会社を、
「奨学金返済支援制度導入企業データバンク」
という形で、県のホームページに、掲載してくれます。
つまり、求職者が、広島で会社を探すときに、
「奨学金を肩代わりしてくれる会社」
として、社長の会社の名前が、出てくる、ということです。
| ✨ 「若者にやさしい会社」は、 これから、若者に、 選ばれる会社になります 。 |
🤝 当事務所が、お手伝いできること
「やってみたい。でも、書類づくりが、めんどくさそう。」
社長さんの、お気持ち、わかります。
| 📝 社内規程(奨学金返済支援制度)の作成 ※モデル規程をベースに、貴社向けにアレンジ 📋 補助金交付申請書(様式第1号)の作成 📊 事業計画書・企業概要書の作成 📂 誓約書・広報利用同意書等の添付書類の整理 🏛️ 広島県への提出代行 🌿 申請後のフォローアップ・実績報告の支援 |
社長は、若い社員さんと、向き合うこと
に、集中していただけたら、と、思います。
まとめ:若者を、楽にしてあげてください
✅ 最後に、今日のお話を、ぎゅっと、まとめておきますね。
| ✅ 社長の悩みの本丸は、お金より、人。 広島県の転出超過は、5年連続全国ワースト1位、9,921人。その約40%が20代です。 ✅ 若者の足を止めているのは、奨学金の返済。 大学生の約55%が利用、平均借入324万3,000円、月々16,880円、返済期間14.5年。 ✅ 広島県の「Go!ひろしま」補助金 会社の肩代わり額の2/3〜3/4を、県が補助。1人あたりの上限なし。最長3か年度。 ✅ 三段重ねスキームで、もっと、お得に。 ①JASSO代理返還(所得税非課税) + ②広島県補助(2/3〜3/4) + ③市町の上乗せ補助。 ※税務まわりは、必ず税理士の先生へ、社会保険まわりは社会保険労務士の先生へ、ご確認ください。 ✅ 申請期間は、令和9年2月26日まで。令和8年7月31日17:00までに申請すれば、令和8年4月1日からの給付分も、遡って対象になります。 |
そして、最後に、刻みたい一文を、ひとつだけ。
| 🌸 若者を、楽にしてあげてください。 そうすれば、若者は、 社長の会社を、選んでくれます。 |
社長、お金より、人。
人を大切にする会社は、
ぜったいに、これから、伸びます。 🌸
⚠️ ご注意・出典・業際
※本記事は、令和8年5月15日時点で確認した、令和8年度公募要領・関係法令・所管庁の運用に基づいて、書いています。
※公募要領・補助率・申請期間等は、改定される可能性があります。実際のお手続きの際は、必ず、最新情報を、広島県 商工労働局 雇用労働政策課(082-513-3424)または、当事務所にご確認ください。
※特に、以下の点は、税理士または社会保険労務士の専門領域です。記事内では一般的な整理を参考としてお伝えしましたが、最終的なご判断は必ず各専門家にご確認ください。
| • 法人税における給与(損金算入)の取扱い → 税理士へ • 従業員の所得税(非課税扱いの可否) → 税理士へ • 賃上げ促進税制との関係 → 税理士へ • 社会保険料(標準報酬月額)の取扱い → 社会保険労務士へ |
※記事中の「お客様の社長」「ある社長」「若い社員さん」などの登場人物・台詞は、説明のためのダミー(架空例)です。実在の方を特定する情報は、いっさい、含んでいません。
| 📚 本記事で言及した法令の正式名称(初出時の法律番号併記) • 中小企業基本法(昭和38年法律第154号) • 行政書士法(昭和26年法律第4号) |
| 🌐 公式情報の確認窓口 • 広島県 令和8年度 Go!ひろしま奨学金返済支援制度導入企業応援補助金(公式): https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/68/shogakukin-hensai-shien-hojokin.html • 令和8年度公募要領PDF: https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/660667.pdf • 社内モデル規程PDF: https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/650110.pdf • 広島県 奨学金返済支援制度導入企業データバンク: https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/68/shsk-databank.html • 日本学生支援機構(JASSO)代理返還制度: https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kigyoshien/index.html • 福山市 奨学金返済支援制度導入促進事業補助: https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/sangyou/332703.html |
| ⚖️ 業際のご案内 当事務所は行政書士業務(許認可・補助金・民事法務・相続・外国人業務)を専門にお取り扱いしています。 登記は司法書士、税務申告・節税対策は税理士、紛争(債権回収・労使紛争等)の代理は弁護士、労務関係(社会保険・就業規則・賃金台帳・雇用関係助成金等)は社会保険労務士へ、それぞれご相談ください。 |
🏛️ 行政書士高杉将寿事務所のこと、少しだけ。
| 「知識・情報を提供することで、お客様の喜びを、ふやす。哀しみを、へらす。」 これが、私たち行政書士高杉将寿事務所の、合言葉です。 |
売り手良し・買い手良し・世間良しの、三方良しを信条に、
広島県三次市を拠点として、許認可・補助金・民事法務・相続・外国人業務のお手伝いを、しています。
「うちは、対象になるんか」
——その一言から、はじめてください。
電話一本、メール一通で、けっこうです。
三次市・庄原市・広島県北を中心に、伴走しています。
代表 高杉 将寿(たかすぎ まさかず)
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それでは、また。お会いできるのを、楽しみにしています。
行政書士 高杉 将寿
(広島県三次市)

