あー、もう、ほんま、電気代こわい。
ガソリン入れるたびに、レシート見て、ため息。
こんな声、最近、ほんとに、よく耳にしませんか?
| 社長、ご存じですか? いま広島県が、中小企業向けに、 省エネ機器の入れ替えを、 最大500万円、補助してくれるって。 |
「えっ、500万円!?」
はい、500万円。けっこう、本気の金額なんですよ。
水道光熱費もガソリン代も、毎月、容赦なく上がっていく。
社長の眠れない夜は、もう、たくさんですよね。
だからこそ、今、この補助金を、ちゃんと使ってほしい。
今日は、その話を、コーヒー片手に、ゆっくり書いてみます。
① 電気代もガソリン代も、もう、限界じゃないですか?
ちょっと、社長。最近の電気料金の明細、見ました?
見るのが、こわい。
そういう方、たぶん、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。
再エネ賦課金、3年連続で過去最高
令和8年5月から、電気料金に乗ってくる「再エネ賦課金」が、
1キロワットアワーあたり、4.18円に上がりました。
これ、3年連続で、過去最高の更新なんです。
| 月450kWh使うご家庭で、 平均で、月788円の値上がり。 年間で見れば、9,000円超。 これ、家庭の話ですよ。 工場や店舗、事務所だったら、桁が、ひと桁ちがいます。 |
ガソリンも、補助金が縮小されて、169円台
ガソリンも、ぜんぜん、下がってきません。
全国平均で、1リットルあたり169円台。
国の激変緩和補助金は、どんどん縮小中。
配送業や、営業車をたくさん抱える会社の社長は、
毎月の燃料代を見て、もう、頭を抱えていらっしゃるんじゃないですか?
値上げ転嫁、できますか?
「燃料代が上がったから、商品代も上げます」
……って、ぜんぶのお客様に、堂々と言える社長、
そんなに多くないと思うんですよ。
広島市、福山市、呉市、東広島市、廿日市市、尾道市、三原市、
竹原市、大竹市、府中市、安芸高田市、江田島市、
そして、わたしどもの三次市や庄原市まで、
広島県のどこの社長と話しても、
「値上げは、なかなか厳しいんよ」
という、本音が、返ってきます。
| だったら、入ってくるお金を増やすより、 出ていくお金を、減らす。 これが、いま、いちばん、現実的な打ち手なんですよね。 |
② 実は、広島県に、こんな補助金があるんですよ
で、ここからが、本題です。
広島県には、中小企業省エネ設備等導入支援補助金
という制度が、令和8年度も、用意されています。
(名前は、ちょっと長いですよね。すみません。💦)
ざっくり、こんな補助金です
| 項目 | 中身 |
| 正式名称 | 中小企業省エネ設備等導入支援補助金(令和8年度) |
| 実施主体 | 広島県環境政策課 |
| 予算規模 | 5億円 |
| 補助上限額 | 500万円 |
| 補助率(通常) | 1/2 |
| 補助率(省エネ診断あり) | 2/3 ← ここがミソ |
| 申込み方式 | 抽選方式(先着順ではない) |
ポイントは、補助率が「1/2」と「2/3」の2段階
ここ、わりと、知らない方が多いです。
ふつうに申請すると、補助率は、
1/2、つまり半額です。
でも、事前に「省エネ診断」を受けてから申請すると、
補助率が、2/3まで、ぐっと上がります。
| たとえば、600万円の業務用エアコンを、入れ替えるとして。 ・通常(1/2) → 補助額300万円(自己負担300万円) ・省エネ診断あり(2/3) → 補助額400万円(自己負担200万円) 自己負担の差、100万円。 これ、けっこう、大きくないですか? |
ちなみに、省エネ診断は、
広島県内の「省エネお助け隊」3社が、対応してくれます。
無料の枠もありますので、まずはお問い合わせから。
「補助率を2/3に上げるためのワンクッション」
くらいの気持ちで、ぜひ、活用してほしいです。
対象になる事業者は?
そもそも、うちは対象になるの?というところ。
| ◎ 設備を入れる事業所が、広島県内にあること(本社が県外でもOK) ◎ 中小企業者・個人事業主・医療法人・社会福祉法人・NPO法人など ◎ 従業員300人以下 |
ここ、地味に大事です。
見るのは「本社の住所」じゃなくて、
設備を、実際に設置する事業所が、広島県内にあるかどうか。
本社が大阪でも東京でも、広島県の事業所に入れる設備なら、対象になります。
つまり、設備を入れる事業所さえ広島県内にあれば、
広島市の商店も、福山市の町工場も、
呉市の運送会社も、尾道市の旅館も、
東広島市のクリニックも、安芸高田市の介護事業所も、
ほとんどの、広島県内の中小事業者さんが、対象になる、
そういう設計の補助金なんです。
③ じゃあ、何を入れ替えると、対象になるの?
ここが、たぶん、社長がいちばん気になるところですよね。
「うちの設備は、対象になるんかいな?」
いえいえ、対象になる可能性、ぜんぜんありますよ。
対象になる設備(代表的なもの)
広島県の公式案内では、こんな設備が並んでいます。
| 【ユーティリティ設備】 ・ 高効率の業務用エアコン(高効率空調) ・ 産業用ヒートポンプ ・ 業務用給湯器 ・ 高性能ボイラ ・ 高効率コージェネレーション ・ 変圧器(トランス) ・ 冷凍冷蔵設備 ・ 産業用モータ ・ 制御機能付きのLED照明器具 |
| 【生産設備】 ・ 工作機械 ・ プラスチック加工機械 ・ プレス機械 ・ 印刷機械 ・ ダイカストマシン |
| 【その他】 ・ 断熱窓 ・ 創エネ設備(太陽光発電など) |
「うちには関係ない」って、ちょっと待ってください
「うちは、町の小さな会社だから……」
そう、思っておられませんか?
でも、ちょっと、ご自身の事業を、見回してみてください。
| ● 店舗・事務所の、古いエアコン。これ、対象です。 ● 倉庫の、暗いLEDじゃない蛍光灯。対象です。 ● 工場の、ふるーい工作機械。対象になるかも。 ● 飲食店の、業務用冷蔵庫。対象です。 ● クリーニング店のボイラ。対象です。 ● ホテル・旅館の給湯器。対象です。 ● 農家のハウスの暖房ボイラ。対象になるかも。 |
ピンとくるもの、ありませんか?
ひとつでも当てはまったら、もう、検討する価値、じゅうぶんアリです。
④ スケジュールは? そして、先着順じゃないんですよ
「で、いつ募集なん?」
はい、そこも、大事なところですね。
令和8年度の募集スケジュール
| 区分 | 時期 |
| 第1期募集 | 令和8年6月中旬 ~ 7月中旬 |
| 第2期募集 | 令和8年9月上旬 ~ 10月上旬 |
| 実績報告期限 | 令和9年1月末まで |
| 補助金支払い完了予定 | 令和9年2月末ごろ |
ここ、必ず押さえてください → 抽選方式です
| この補助金、先着順では、ありません。 予算を超える応募があったときは、 抽選で、決まります。 |
「申し込み早い者勝ち」じゃないので、
受付初日の朝に電話番号を連打して……みたいなことは、必要ありません。
でも、逆に言えば、
「書類が完璧でも、当たらないことがある」
ということでもあります。
ですから、第1期で外れたら、すぐ第2期にもう一度。
チャンスは、2回ある。そう思って、構えておくのが正解です。
⑤ ここ、間違いやすい。落とし穴を、4つだけ
いいことばっかり書いて、終わるのは、誠実じゃないですよね。
社長に、つまずいてほしくない落とし穴を、4つだけ、
正直に、お伝えしておきます。
| ① 交付決定の前に、発注したら、アウト 契約書のハンコを押すのも、見積書にサインするのも、ぜんぶ「交付決定後」。これ、いちばん多いミスです。 ② 国の同じような補助金とは、重複申請NG 国の省エネ・非化石転換補助金など、似たような補助金を同じ設備で受けている場合は、対象外。どちらを使うか、最初に整理しておくこと。 ③ 設備の納入・支払・実績報告は、令和9年1月末までに ここ、けっこうタイトです。設備の入荷待ち、業者さんの工事スケジュール、ぜんぶ余裕を持って計画してください。 ④ 対象設備は、SII登録設備の「型式」までチェック メーカーや品名だけでなく、「この型番でいいのか」までSIIの一覧で確認が必要。これ、けっこう間違いやすいポイントなんですよ。 |
特に、①の「交付決定前の発注NG」は、
毎年、必ず、誰かがやらかしてしまうやつ。
業者さんに「とりあえず発注だけしとくよ」と言われても、
補助金を使うつもりなら、交付決定の通知が届くまで、ぜったいに、待つ。
これだけは、覚えておいてください。
⑥ 準備は、今から始めるのが、正解です
「6月から募集なら、5月いっぱいは、まだいいか」
……ちょっと、お待ちください。
今からやっておくと、ぜんぜん違うこと
| 1.省エネ診断の予約をとる 補助率を1/2から2/3に上げる、いちばんの近道。5月中に予約しておけば、6月初旬に診断、6月中旬の第1期に申請、というスケジュールが組めます。 2.入れ替えたい設備の見積を、複数社からとっておく 単独見積では、不採択リスクが上がります。最低でも2社、できれば3社から、相見積を。 3.設備の型式を、メーカーに確認 「この型番、SIIの補助対象設備一覧に入っていますか?」と、メーカーや販売店にひと言。ここで対象外だったら、別の機種に切り替える時間が必要です。 4.電気・燃料の使用実績の数字を、ざっと整理 申請のときに、省エネ効果(年間の削減量)を計算します。直近1年分の電気使用量・燃料使用量がわかると、話が早いです。 |
この4つを、5月中に動かしておくか、おかないか。
当選確率も、自己負担額も、ぜんぜん、変わってきますよ。
まとめ:使える補助金は、ちゃんと使う。これ、経営です
今日の話を、ぎゅっと、まとめておきますね。
| ◎ 電気代・ガソリン代は、もう、すぐには下がらない。 値上げで吸収するには、限界がある。出ていくお金を減らす方が、早い。 ◎ 広島県の中小企業省エネ設備等導入支援補助金、最大500万円・補助率1/2~2/3。 令和8年度・予算5億円。広島県内に事業所のある中小企業者・個人事業主・医療法人などが対象。 ◎ 対象設備は、エアコン・LED・ボイラ・冷凍冷蔵設備・産業用モータなど、たくさん。 「うちには関係ない」と思わずに、いちど見回してみてほしいです。 ◎ 第1期は6月中旬~7月中旬、第2期は9月上旬~10月上旬。抽選方式。 先着順ではないので、書類の完成度と、対象設備の正確さが勝負。 ◎ 落とし穴は4つ。特に「交付決定前の発注NG」だけは、絶対に覚えて。 業者さんとの会話のなかで、つい先に契約してしまうケースが多いです。 ◎ 準備は、5月のうちから。省エネ診断・相見積・型式確認・使用実績の整理。 ここを動かすかどうかで、自己負担100万円単位の差がつくこともあります。 |
水道光熱費もガソリン代も、どんどん上がる、いま。
だからこそ、
省エネ機器の入れ替えに、この補助金を、ぜひ、使ってほしい。
それが、今日のお話の、いちばんお伝えしたかったことです。
ご注意・出典・業際
※本記事は、令和8年5月17日時点で確認した、令和8年度公募要領・関係法令・所管庁の運用に基づいて、書いています。
※公募要領・補助率・申請期間等は、改定される可能性があります。実際のお手続きの際は、必ず、最新情報を、広島県環境政策課ネット・ゼロカーボン社会推進グループ(082-513-2912)または、当事務所にご確認ください。
| 本記事で言及した法令の正式名称(初出時の法律番号併記) ・ 中小企業基本法(昭和38年法律第154号) ・ 行政書士法(昭和26年法律第4号) |
| 公式情報の確認窓口 ・ 広島県 中小企業省エネ設備等導入支援補助金(令和8年度): https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/shoenehojokin-r8.html ・ 広島県 中小企業向け伴走型省エネ支援事業(令和8年度): https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/shoenebansoushien-r8.html ・ 広島県 中小企業向け省エネ診断のご案内: https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/syouene-shindan.html ・ SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ) 指定設備補助対象設備一覧: https://sii.or.jp/setsubi07r/search/ |

