「忙しい」を盾に、お客様から逃げない。セミナーアンケートから学んだこと

東広島商工会議所さまで、セミナー講師を務めました

昨日、東広島商工会議所さまにて、
次のセミナーの講師を務めさせていただきました。
「やる気さえあれば知識ゼロでも大丈夫!生成AI活用と事業計画策定が両方学べる!」(底力向上サポート事業)
準備をしてくださった東広島商工会議所の皆さま、
そしてご参加いただいた企業の皆さまに、心よりお礼申し上げます。
温かい感想と、耳の痛いご意見

現在、セミナー後のアンケート結果をいただいています。
温かいご感想を数多くお寄せいただき、本当に講師冥利に尽きます。
一方で、今後改善すべき点についても、率直なご意見をいただきました。
あらためて、お客様アンケートは大切だと感じています。
良いご意見だけでなく、自分にとって見たくない現実とも、
きちんと向き合わなければならない。
そのことを痛感しています。
人は「見たい現実」だけを見てしまう

作家の塩野七生さんは、代表作『ローマ人の物語』の中で、
ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)に関する、
次の有名な言葉を紹介しています。
人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。
多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。
“Homines libenter id quod volunt credunt.”
人は、自分に都合の悪い現実から目を背け、
自分が信じたいものだけを信じてしまいがちです。
今回の私も、そうです。
「良いセミナーだったよ」
「とても勉強になりました」
こうした耳当たりのよい感想だけを、
受け入れたくなってしまいます。
しかし、本当に自分を成長させてくれるのは、
むしろ厳しいご意見や、自分にとって不都合な事実なのかもしれません。
塩野さんが描くカエサルの強さの一つは、
不都合な現実から逃げず、そのまま受け入れる客観性にあったのだと思います。
毎朝4時55分に、お客様の声を読む

カレーハウスCoCo壱番屋の創業者である宗次德二さんは、
私が心から尊敬している方です。
宗次さんには、毎朝4時55分に出社し、
全国から届くお客様アンケートのはがきすべてに目を通していた、
という有名なお話があります。
耳の痛い意見も含めて、お客様の声から逃げない。
そうして現実を直視し続けた姿勢が、
CoCo壱番屋を一代であれほどの企業へ成長させた、
理由の一つなのだと思います。
私は、すべての業務でアンケートを取れていません

私も、セミナーを開催した際には、
できる限りアンケートと向き合ってきました。
しかし、本業を含めたすべての業務で、
お客様アンケートを取れているわけではありません。
残念ながら、これが今の私の現実です。
だからこそ、今後は本業にもアンケートを取り入れ、
お客様の声と、より真剣に向き合っていきたいと思っています。
AIで、アンケートは驚くほど簡単につくれる

そこで活用できるのが、AIです。
AIや自動化ツールを使えば、
アンケート項目の作成からGoogleフォームへの登録まで、
以前よりもはるかに少ない手間で行えるようになりました。
「どのような質問をすればよいのか分からない」
「アンケートをつくる時間がない」
こうした悩みも、AIを使えば、かなり解消できます。
お客様の声を伺うためのハードルは、確実に下がっています。
「忙しい」を盾に、お客様から逃げない

辛辣でありながらも、核心を突く言葉で人気の芸人、
鬼越トマホークさんがいらっしゃいます。
お二人がジャルジャルさんに向けて放った、
有名な一言があります。
シュールを盾に、客から逃げるな。
これを今の私に言い換えるならば、こうなるのだと思います。
忙しいを盾に、客から逃げるな。
これまでは、
「忙しくてアンケートをつくる時間がない」と言えたかもしれません。
しかし、AIによってアンケートを簡単につくれるようになった今、
その言い訳は通用しなくなりつつあります。
良いご意見だけでなく、耳の痛いご意見にも向き合う。
お客様が本当に求めていることを知り、仕事を少しずつ改善していく。
「忙しい」を盾に、お客様から逃げない。
今回いただいたアンケートを読みながら、
そのことを自分自身に言い聞かせています。

