

補助金は、募集が始まってから慌てても、間に合わないことがあります。
準備に半年かかる書類があるからです。
来年度(令和9年度)の補助金の中身が、少しずつ見えてきました。
分かってきたことを、順にお伝えします。
いま、何が起きているのか

毎年8月の終わりに、国の各役所が「来年はこれだけお金をください」というお願いを、
財務省に出します。これを概算要求といいます。
重要!!
今年はいつもと様子が違います。
なぜなら、政府が新しい枠をつくり、お願いできる金額の上限をなくしたからです。
その結果、経済産業省がお願いする金額は約7兆7,268億円。
今年度の約2.5倍です。
このうち中小企業向けには、約9千億円が見込まれています。
(この数字は8月31日以降に改めて確認が必要です)。
いつもより大量に配られるお金を、
確実に手に入れることができるか。
ご自身の商売につなげることができるか。
これを今お考えいただきたいのです。
AIへの投資に、ますますお金が出ます。

結論、AIへの投資に、かなりのお金が出るはずです。
いまのデジタル化・AI導入補助金は、
国に登録された道具の中からしか選べません。
要は、国が決めた限られた投資しか、補助金がでません。
しかし来年以降は、国が決めたものではなく、
ご自身が買いたいシステムでも、補助金が出る可能性があります。
ここが広がれば、自社の仕事に合わせてAIを組む費用も使えるようになります。
いちばん大きな動きです。いまバラバラに動いている次の3つが、
「省力化・デジタル化・AI投資補助金」という1つの制度にまとまる見通しです。
- 省力化投資補助金〈カタログ注文型〉…決まったカタログから製品を選ぶだけ。最大1,500万円
- 省力化投資補助金〈一般型〉…自社に合わせた設備やAIも対象。最大1億円
- デジタル化・AI導入補助金…ITの道具が中心。レジや券売機も対象。最大450万円
きっかけは消費税です。食べ物・飲み物の消費税が、2027年4月から2年間、
8%→1%に下がります(外食とお酒は10%のまま)。
8月5日に政府が正式に決めました。レジを入れ替えるお店は、これから増えます。
そして、新しい名前をご覧ください。頭に「省力化」、そのあとに「AI」。補助金の名前は、国が何に力を入れるかの宣言です。
7月に決まった国の成長戦略にも、中小企業向けの補助金でAIの活用を重点的に応援する、と書かれています。
買ってしまったものには、補助金は出ません。
重要! レジやAIへの大規模な投資は、少し待ったほうが良いかもしれません。
③ 「事業承継・M&A」が「M&A・事業承継」に

順番が入れ替わるだけに見えますが、国の力の入れどころが動いたということです。
「子どもに継がせる」を助ける制度から、
「よそに譲る・よそを買う」を後押しする制度へ。
国は、家族での事業承継より、「よそに譲る・よそを買う」に
力を入れていきます。
余談ですが、M&Aの国家資格も創設されます。
ですから、M&Aを行う事で事業を拡大されたい方は、
絶好のチャンス到来かもしれません。
ご自身は中小企業なので、M&Aは関係ないと思われておられる方、
そんなことはありません。
高齢の社長さんで、跡継ぎがない会社さんを買い取りしますと、
お客様と経営のノウハウが一気に拡大します。
ぜひご自身の飛躍のために、M&Aも積極的にお考えいただく
絶好のチャンス到来だと思います。

