これは、“単なる設備の補助金”じゃ、ないんです

世の中には、設備にお金が出る補助金がたくさんあります。
機械を買う。その費用の一部が、返ってくる。
それは、それで、ありがたいものです。
でも、広島県のこの制度は、一味ちがいます。

お金を出すだけじゃ、ないんです。
ここで、トヨタの話をします。
トヨタの“ものづくりの考え方”を築いた。
大野耐一(おおのたいいち)さん、という方がいらっしゃいます。
若いころ、こんな話を、耳にしたそうです。
「日本の生産性は、アメリカの9分の1しかない」。
いったい、どうして、そんなに低いのか。
大野さんが、たどりついた答えは、こうでした。
生産性が低いのは、“ムダ”があるから。
機械より先に、まず現場のムダを見つけよ。
高い機械を、いきなり買うんじゃない。
まず、現場を、自分の目でよく見る。
そして、ムダを見つける。それが先だ、と。
じつは、広島県のこの制度は。
この大野さんの考え方を、そのまま制度の“かたち”にしています。
まず、現場の“目利き”が、ムダを見つけてくれる

この制度は、“2段階”に、なっています。
| 【STEP1】 まず、現場改善の“目利き”(専門家)が、会社を訪問。 現場のムダ・課題を、いっしょに“見える化”してくれる。 【STEP2】 その診断をふまえて、いちばん合う設備を入れる(補助金)。 単なる資金援助に、留まらない ―― それが、この制度です。 |

いきなり、機械を買うんじゃ、ないんです。
まず、現場改善に、くわしいプロが。
あなたの会社に、訪問してくれます。
そして、いっしょに現場を歩いて。
どこに、ムダがあるのかを、見つけてくれる。
しかも、それだけじゃ、ないんです。
あなたが買おうとしている機械が。
ほんとうに、現場に合っているか。
その“妥当性”まで、いっしょに診てくれます。
そして“その上で”、設備にお金が出る

プロに、現場をしっかり診てもらえる。
それだけでも、じゅうぶん、ありがたい話です。
でも、この制度は、そこで終わりません。
その上で、設備にもお金が出ます。
補助率 …… 対象となる経費の、3分の2以内
補助の上限 …… 500万円
補助の下限 …… 100万円
対象になるのは、おもに、こういう費用です。
機械や、システムを、入れるためのお金。
設計や、外注、技術指導などの費用も、入ります。
省人化・省力化に、つながるものが中心です。

繰り返しになりますが、
設備にお金が出る補助金は、たくさんあります
でも、この制度が、ほんとうにちがうのは。
お金を出してくれる、その“前”に。
現場の“目利き”が、来てくれること。。


あなたの工場のムダを、いっしょに見つけて。
その上で、いちばん合う設備に、お金が出る。
単なる、資金援助ではありません。
だから私は、この制度のことを、
本当に良い制度だと思います。
あの大野さんが、大切にしたこと。
それが、広島の小さな制度の中に、生きています。
人手不足で、へとへとの社長さん。
その、ひとつの突破口になればと、思っています。



