最低賃金上昇に苦しまれる、自動車屋さん、自動車修理工場さんのお役に立ちたい!【徹底調査】 自動車業界の会社さんは業務改善助成金をどのように使われているのか。

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令和8年9月1日から、業務改善助成金の受付が始まります。時給を上げるかわりに、設備を買った費用の一部を国が出してくれる制度です。

「うちみたいな小さい工場でも使えるんですか」とよく聞かれます。実際に使われた例が国や労働局から公表されていますので、自動車関係のものを集めてみました。

整備工場の例

故障診断の機械(スキャンツール)
1台に約1時間かかっていた故障診断が、15〜20分になりました。
1日に見られる台数は、およそ2倍です。

タイヤチェンジャー
高知県の販売整備業(従業員5人)。
タイヤ交換は外注に出していて、車を運ぶ時間を入れると1〜2時間かかっていました。
導入後は誰がやっても20分ほど。
外注代も浮きました
。時給は133円アップ。

別の整備工場では、手作業で1台30分・月60時間かかっていた交換作業が、
月20時間ほど減りました

検査機器(サイドスリップ・ブレーキ・速度計の複合試験機)
石川県の整備販売業(従業員10人以下)の導入実績が公表されています。

鈑金・塗装の例

溶接機
千葉県の整備業。
特殊な鋼板の溶接に時間がかかり、担当者によって仕上がりも違っていました。
専用の溶接機を入れて溶接時間が35%短縮。

若手でもきれいに仕上がるようになりました。

見積ソフト
岡山県のタイヤ卸・鈑金塗装(従業員7人)。
部品の値段や作業時間を1件ずつ調べ、紙で見積を作り、本社でもう一度入力していました。
ソフトで自動計算し、請求まで連動。
二重入力も入力ミスもなくなりました。

調色の管理システム
目分量で色を合わせていたのを機械に。
調色の時間が減り、失敗して捨てる塗料も減りました。

販売・事務の例

部品発注のシステム
福岡県の整備業(従業員5〜9人)。
部品屋さんとのやりとりに時間を取られ、お客様を待たせていました。
システム化で事務が40%短縮。その後、全員を昇給。

顧客・在庫の管理ソフト
山形県の中古車販売・整備(従業員1〜4人)。
エクセル管理が限界で、入力ミスや漏れも出ていました。
一元管理にして作業が10%短縮。
空いた時間を販売とお客様のフォローに回しています。

時給60円アップ。

申請で大事なのは「数字」です

「新しい機械を入れて効率を上げます」だけでは弱いのです。

「今は1台◯分、月◯台。導入後は1台◯分になり、月◯時間浮く。その時間で車検を◯台増やす」

ここまで書けると強くなります。

作業日報や外注の請求書、整備台帳が、そのまま材料になります。

気をつけたい点

  • 交付決定の前に発注・購入したものは対象外です
  • 賃上げは申請より後に。先に上げてからの申請はできません
  • 代車や社用車は、特殊用途自動車を除いて対象外です
  • 見積書のほかに、相見積書が原則必要です
  • 締切は、広島県の最低賃金の発効日の前日か令和8年11月30日の早いほうです

まずは今の作業時間を測るところから始めてみませんか。

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