一体何があったのか?
私が実名で文章を書くにあたり、
こんなに誰かを憎み、文章を書いたことは、
今まで一度もありません。激怒しています。

それはなぜか。
熊本の地震のニュースを見ていました。
その中で、はらわたが煮えくり返るくらいの、
強い怒りを感じるニュースがあったからです。
ある22歳の女性が、お亡くなりになりました。
私は地震の際、何かの下敷きになられたのか?
と思っていました。
事実は異なります。
彼女は地震直後、無事に店外に避難され、
生きておられたのです。

問題はここからです。

売上金を金庫にしまうよう、
避難された彼女に対して、
震災の影響が色濃く残る、危険な店内にもどれと、
指示した人間がいるのです。
彼女はその指示を守り、店内に戻りました。
そして、金庫に現金をしまう途中に、
ガス爆発に巻きこまれ、
お亡くなりになりました。

テレビでこのことを告発された、
お母様の手が映っておられましたが、
思わず固い握りこぶしになっておられました。
そのお気持ちは、心から理解出来ます。
こんなバカな指示を、一体誰が行ったのか。
こんなバカな指示さえなければ、
今頃娘は元気に生きていたはずなのに。
悔しくてたまらない。
このように思われるお気持ちは、
同じ子を持つ親として、心から理解出来ます。
さらに、この件について取材を申し込んだところ、
この会社は、「調査中です」、「後日説明します」
でもなく、
「取材は受け付けておりません」
と答えたそうです。
こんなバカな話がありますか。
この女性は、ある意味、
この会社に殺されたと言えます。
なぜなら彼女は、
地震直後無事に生存しており、
「今から会社の命令で、店内に戻らないといけない。」
と震災直後にあった親戚と、会話を交わしているからです。
地震により、命を失っていないからです。
彼女が遭遇したのは、天災ではありません。
彼女が遭遇したのは、人災です。
このような愚かな判断を下す、会社で働かなければ。
このような愚かな判断を下す、上司の下で働かなければ。
彼女は今も元気に、生きておられるはずです。
愚かな会社により、
愚かな上司により、
彼女は命を失なってしまったのです。
このブログをかきながら、
私は強い怒りを、おさえることが出来ません。

私からのおねがい

私は、最大級の憤りをもって、このブログを書いています。
もし、マスコミ関係者の方が、この記事をご覧になられましたら、
あるいは、マスコミ関係者の方がお知り合いにいらっしゃる方に
この記事をお読みいただいたら、心からのお願いです。
是非、このことを風化させないでいただけないでしょうか?
この会社の社名と責任を明らかにし、
二度とこのようなことが起きないように、
徹底的に事実を究明していただけないでしょうか?
そうでないと、あまりに彼女の命が報われません。
もしも、このことが大騒ぎになり、
◎ルール1
地震の直後には、絶対に建物の中に戻ってはいけない。
◎ルール2
会社や上司が、絶対に
そのような指示をしてはいけない。
このようなルールが、あたりまえとなり、
今後、多くの人々の命を救う結果となれば、
彼女の22年の人生に、
新たな、そして大きな意味が加わることになります。
悔しさと無念のご家族様に、
彼女の人生は、決して無駄ではなかった。
なぜなら、
彼女の貴い犠牲があったからこそ、
彼女の貴い犠牲が、世の中に問題提起を引き起こし、
多くの方が救われる、
新しい基準やルールが出来た。
そう思っていただける結果になれば、
と強く願います。

私たち経営者は、何を教訓とすべきか
また、私たち経営者も、
学ばなければなりません。

一つは、優先順位の明確化です。
失ったお金は取り戻すことが出来ますが、
失った命は取り戻すことが出来ません。
だからこそ、従業員の命を何よりも大切にする。
その決断を会社に、浸透させなければいけません。
もう一つは、賢さです。
地震発生後にいったん避難したものの、
家財の片付けやペットや家族の救出を行うなどの理由で
自宅や会社に戻ったために、せっかく救われた命が失われる。
このことは、過去の地震の調査や統計で明らかとなっています。
つまり、防災についての正しい知識や情報を持つことが、
経営者の責務です。
この二つがしっかりしていれば、
少なくとも、この女性は命を落とされることはなかったと、
私は思います。
人よりもお金を大切にする会社。
地震の二次被害に対して無知な会社と上司。
彼女は、地震ではなく、
彼らに殺された(言葉が強く、きつく、申し訳ございません)。
と、私は強い憤りとともに思っています。
そして、貴重な彼女の命を通じて、
私自身が、上記の二つのルールを心に刻み、
そして私とご縁のあるかたに、このルールをお伝えすることで、
微力ではございますが、
彼女の生きられた意味、生きられた証への貢献に、
少しでもできれば、と思います。
心ばかりではありますが、寄付をさせていただきます。
この猛暑の中、懸命に救助活動を行われる方。
ご支援が必要な、今まっただ中で苦しんで折られる方。
そのような方の、少しでもお役に立てますと、幸いに存じます。


