「最近、もの忘れが、増えた気がする」。
「ひとつのことに、集中できない気がする」。
そんな声を、よく聞くようになりました。
先日の日本経済新聞に、どきっとする言葉が、ありました。
「スマホ認知症」という、聞きなれない言葉です。

しかも、ご年配の方の話では、ないそうです。
30代、40代の働き盛りの方に、とくに増えているそうです。
今日は、その記事を入り口に、私の思うことを、書かせてください。
「スマホ認知症」って、なんでしょう

記事の中身を、私なりに、やさしくまとめてみますね。
スマホやパソコンを使いすぎると、脳が、どんどん疲れてしまうそうです。
すると、もの忘れや集中力の低下が、だんだん起きやすくなる。
それを「スマホ認知症」と、呼んでいるそうです。
私たちの脳には、ぼんやりする時間に、そっと働く回路があるそうです。
車でいう、アイドリングのような状態です。
そのあいだに脳は、情報や記憶を、せっせと整理してくれています。
ところが、スマホで情報を受け取り続けると、その整理が、追いつかない。
脳の中が、片づかない「ごみ屋敷」のように、散らかってしまうんです。
そうして脳が、どっと疲れてしまうのだそうです。

でも、ここからが、大事なところです。
「スマホ認知症」は、ふつうの認知症とは、少しちがうそうです。
自分で「あれ?」と、気づける場合が、多いそうです。
そして、進んでいくものでは、ありません。
生活の習慣を見直せば、取り戻していける ― そう書かれていました。
ちなみに、この「スマホ認知症」は、正式な病名では、ありません。
海外では「デジタル認知症」として、研究が進められているそうです。
私も、ひやっとしました
この記事を読んで、私は、ひやっと、しました。
私はAIやデジタルの道具が、ほんとうに大好きです。
仕事でも毎日のように、スマホやパソコンに、ふれています。
地元の仲間と、AIの勉強会まで、開いているくらいです。
ふと、自分の一日を、ふり返ってみました。
気づけば、すきま時間には、つい、スマホを手にとっていました。
ぼんやりする時間なんて、このごろ、ほとんどなかったんです。
新聞には、こんな数字も、ありました。


スマホを見る時間は、いまや1日およそ2時間45分。
この10年で、2倍以上になったそうです。
2時間45分。改めて見ると、けっこうな、長さですよね。
「これは、人ごとじゃないぞ」と、素直に、そう思いました。
社長さんへ。あなたの「頭」は、会社で一番の資産です

社長業は、一日じゅう、判断の連続です。
お客様の顔、数字、段取り、人のこと。
その、たくさんの判断を支えているのが、社長の「頭」です。
新聞には、一日10時間スマホを使い、
お客様の名前が出てこなくなった方の話もありました。
もし、もの忘れや集中力の低下を感じても、どうか、ご安心ください。
それを「年のせい」だと、決めつけなくて、いいかもしれません。
頭を、すこし休ませてあげれば、戻っていく ― そういうお話なんです。
会社にとって、いちばんの資産は、社長の、冴えた「頭」です。
その大切な資産を、ときどきは、しっかり休ませてあげてください。
今日からできる、三つの小さなこと
むずかしいことは、ひとつも、ありません。
新聞をもとに、今日からできることを、三つだけ。

一 仕事以外のときは、スマホを手の届かない場所に置く。
二 寝る前のスマホを手ばなして、ぐっすり睡眠を整える。
三 「なにもしない時間」を、一日に、ほんの少しだけ。
どれも、お金は、いっさい、かかりません。
ほんの少し、スマホとの距離を、変えてみるだけのことです。
散歩でも、お風呂でも、お茶の一杯でも、いい。
画面から目を上げる、その時間が、頭を、そっと休ませてくれます。
おわりに ―― 上手に休んで、賢く使う
テクノロジーは、私たちの、敵では、ありません。
上手に休みながら、賢く使いこなす。ただ、それだけのことです。
ぼんやりする時間は、なまけている時間では、ありません。
脳が、いちばん大事な、片づけをしている時間なんです。
……と、えらそうに書いている私も、
このあと、つい、スマホ見るのをやめることから始めようと思います。


