
私は職業柄、世の中で富裕層といわれる方に、
比較的多くあってきたように思います。
一般的なお金持ちのイメージは、
豪邸や高級車に囲まれ、
朝から晩まで働いておらず、
美食や美酒にうつつを抜かしている光景と思います。
私がお会いしたことのある富裕層は、
このイメージとは、対極にあります。
確かに、立派なお家をお持ちで、
高級車もお持ちでした。
しかし、日常づかいのお車は軽自動車であったり、
服装も質素でいらっしゃる方が大半でした。
そして何より、いくつになられても、
精力的に働かれていました。
アリの巣に2年連続で「無料の砂糖」を大量投下したらどうなる?

なぜ、このような話をしたかというと、
X(旧Twitter)で、ある話題の動画を見たからです。
https://x.com/wickedsmaahht/status/2111974741275808048?s=20
この動画は、アリの巣に2年間連続して、
無料の砂糖を大量に与えたらどうなるか?
という実験でした。

結果は、惨憺たるものでした。
働きアリは働かなくなり、
砂糖以外の栄養素が不足することから、
タンパク質を必要とする幼虫が育たず、
結果として、巣は全滅しました。

この実験とよく似た実験が、過去にも行われています。
ユニバース25という、ネズミを対象とした実験です。
https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B925
ここでは、病気、天敵、食料や水の不足が一切ない
「マウスの楽園(ユートピア)」が作られました。
この幸せな状況下において、ネズミは爆発的に増えました。
しかしその後、自然界では考えらないことが、起き始めました。

まず、争いもしない、求愛もしない、子育てもしない、
ただただ食べて寝るだけの、非社会的なオスの登場です。
次に、妊娠しない、繁殖しないメスの登場です。
当然のことながら、そのメスは子育ても行いません。
こうしたオスやメスが蔓延した結果、
ネズミたちは絶滅しました。
決して、外敵に襲われることがなく、
飢えることが無いにもかかわらず。

人間の社会においてはどうか

もちろん、アリやネズミの結果を、
単純に人間に当てはまるのは、乱暴な話です。
しかし、人間の歴史においても、
不労所得による繁栄は、地獄への入口であることを、
証明する実例が存在します。
もし、あなたが経営者で、
子孫に金融資産や不動産を残したい、と思われている。
あるいは、金融資産や不動産を販売される方であれば、
是非、以下の記事を読んでいただきたいです。
ナウル、世界一の贅沢に溺れた国の結末 不労所得による繁栄は、地獄への入り口
https://business.nikkei.com/atcl/opinion/16/122700036/032000008/

私は、この記事を読んで、
物事の考え方が、180度変わりました。
詳細は記事に任せます。
重要なことを、引用します。
“ほんとうの富”とは「額に汗して自ら生み出した富」だけであって、
「最初からある富」から不労所得を得るだけの繁栄は、
一見“楽園”にみえて、そのじつ“地獄の一丁目”にすぎません。
それで得た繁栄などほんの一時のことにすぎないばかりか、
それが過ぎ去ったが最後、
まるで不労所得を得たことへの“神罰”が下ったかのように、
その国その民族を子々孫々にわたって苦しめることになるからです。

私はこの記事を読んだ後、
仮に自分が成功し、大金持ちになったとしても、
決して子どもに不労所得をすすめないことを、誓いました。
多くのお金持ちは、このことをご存知と思います。
だからこそ、世界有数の富豪であるビル・ゲイツは、
自身の巨大な資産のほとんどを慈善財団へ寄付する方針を示しています。
そのため私は、もしも富裕層の経営者から、
不動産や金融資産などの、
働かなくて良い資産を持つ相談を受けたときには、
決してオススメしません。
それは、決して長い目で見たときに、
子どもや孫のためにならないからです。
自戒を込めて、同じ内容を二度引用します。
“ほんとうの富”とは「額に汗して自ら生み出した富」だけであって、
「最初からある富」から不労所得を得るだけの繁栄は、
一見“楽園”にみえて、そのじつ“地獄の一丁目”にすぎません。
それで得た繁栄などほんの一時のことにすぎないばかりか、
それが過ぎ去ったが最後、
まるで不労所得を得たことへの“神罰”が下ったかのように、
その国その民族を子々孫々にわたって苦しめることになるからです。


