
AIの研究者が、博士課程の学生達にむけた講演が全世界で話題です。
著名なAI企業であるAnthropicの研究者が、
博士課程の学生たちに向けた講演が、全世界で話題になっています。
https://www.youtube.com/watch?v=3LZN2UUxDos
2026年 物理学とAIに関するカンファレンス:Jascha Sohl-Dickstein
せっかく博士号を目指す課程に進んだにもかかわらず、
その生徒達に向かい、「あなたたちのキャリアプランはもう存在しない」
と告げたからです。
今まで通りの人生設計が通用しない理由人工知能が、10年以内に、人間が行えるあらゆる知的タスクを理解・学習・実行できるようになるから。


この5つが理由とされています。
・過去10年で、AIはおよそ人間の脳が一生をかけて行う、
総計算量を行うようになったこと

・AIが単独で行うことができる仕事が、数か月おきに倍増していること
(例 1倍 2倍 4倍 8倍 16倍 32倍 64倍 128倍 256倍等)

・ここ数か月で、何十年も人間が解けなかった、数学の難問が次々と解かれていること。

・人工知能が、人間が行えるあらゆる知的タスクを理解・学習・実行できるようになるのに、
10年かかるというのはかなり控えめな予測であり、
もっと早い段階で行える可能性が高いということ。
・今のAIの進化は劇的に思われるかもしれないが、
長期的には今起きている変化ですら、微々たる変化であること。
将来は1万倍の計算量に増えることが予測されていること。
そうだとしたら、子どもや孫たちに、一体何を勧めればよいのか。
この講演の中では、多数の未来予測が行われています。
ここで重要なのは、
子や孫をもつ、両親や祖父母にとって、
今後いったいどのような職業を選ぶことが、子や孫にとって幸せなのか、
ということだと思います。

一つは、AIを使って科学研究を行う仕事(AI for Science)です。
AIを活用し、様々な病気の治療法が解析されています。
また、石油燃料に頼らない核融合プラズマなどの研究も盛んです。
つまり、AIを活用して未知の解決策を模索する領域。
これらに関する仕事を選ぶことは、子供や孫の将来の職業の安定につながることが期待できます。

もう一つは、AIの安全のための仕事です。
現在も、AIを活用した個人情報の流出が後を絶ちません。
残念なことですが、AIを悪用する人は今後ますます増えるでしょう。
そうした世の中においては、悪意のあるAIの使い手から、自社や自分を守る、
AIのボディーガード的な役割がより重要視されると思われます。
こうした仕事も、子どもや孫の将来の職業の安定につながることが期待できます。
子供や孫がよりよくAI時代を生きていくためには、両親や祖母世代が、まずAIを使わなくてはいけない。

とはいえ自分自身が、これらのAIの未来を理解しなければ、
子供や孫に俺らの事実を伝えることができないでしょう。
例えば、上記のYouTubeの動画は日本語の動画ではありませんが、
AIを利用すれば、容易に日本語に翻訳し、全文を読むことができます。
つまり、こうした知識にアクセスするハードルは、
AI活用前と後では飛躍的に低くなっており、
それらを両親や祖父母世代がしっかり乗り越えていく。
こうしたことが今まで以上に求められると思います。

AIについて、深い知識の洞察力を持つ両親や祖父母を持つ子や孫は、
ますますAI時代において、生きやすくなり、そうでない場合は・・・。
「富める者はますます富み、貧しき者は持っているものまでも取り上げられる」
新約聖書の『マタイによる福音書』に由来する原則で、
社会学ではマタイ効果と呼ばれる理不尽な現象が、
ますます繰り広げられると思うと、やるせない気持ちになります。
私は、ご縁のある方にこのことをお伝えし、
せめてご縁のある方や、そのご家族様だけでも、
AI時代を幸せに乗り越えていただけたら、と思うばかりです。


