その設備、補助金をもらって、終わりにしていませんか。補助金は、“もらって終わり”じゃ、もったいない。補助金を使わない方も必見!設備を購入したときの節税を忘れないで!! 

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今月のはじめ中小企業庁が、ある制度の「認定状況」を更新していました。
その名も、「経営力向上計画」。
すでに全国のたくさんの中小企業が、使っている制度です。

その数字をながめていて、あらためてお伝えしたいことがあります。

補助金のご相談に来られた社長さんに、私がいつもお節介で申し上げること。
「補助金をもらって、設備を買って。そこで、終わりにしないでくださいね」と。
今日は、そのもったいないお話をします。

①  補助金は、ゴールじゃなくて、スタートなんです

補助金の採択通知が届いた日の、社長さんの笑顔。
あれは、何度見てもいいものです。

何か月も準備して、やっと通った。
そのうれしい気持ちは、痛いほど分かります。

でも、正直に申し上げます。
多くの社長さんが、そこで止まってしまうんです。
設備を買って、補助金をもらって、「よかった、終わった」と。

実はその“同じ設備”で、まだ受け取れるものがあります。

ひとつは、法人税の軽減。
もうひとつは、固定資産税の軽減です。

補助金で「もらう」。
税金を「減らす」。
ひとつの投資を、二段階で使いきる。
私は、これを社長さんに、お伝えしたいんです。

せっかくの武器を半分だけ使って、しまっておく。
それは、あまりにもったいないですから。

②  同じ設備で、法人税が、軽くなります ―「経営力向上計画」

まず、ひとつめ。「経営力向上計画」という制度です。
これは、会社の「稼ぐ力を高める計画」を作って、
国に認めてもらう、という仕組みです。

この計画が認定されて、
対象の設備を入れると、「中小企業経営強化税制」が使えます。

【 経営力向上計画で使える、法人税のメリット 】

① 即時償却 …… 設備の代金を、買った年に、まとめて経費にできる。

② 税額控除 …… 税金そのものを、取得価額の10%(資本金3,000万円超は7%)まで、直接減らせる。

①と②は、どちらか一方を、選んで使います。

買った年に、ドンと経費にする。あるいは、税金そのものを、まるっと減らす。

どちらが会社にとって得かは、その年の利益しだいで、変わってきます。

この税制が使えるのは、いまのところ、
令和9年3月31日までに取得した設備、とされています。

※どちらが有利かの計算や、実際の申告は、税理士さんのお仕事です。
私たちは、その手前の「計画づくりと認定」を、お手伝いします。

ただし、

認定を受けてから、設備を取得するのが、原則です。

同じように設備を導入しても、

順番を間違えると、節税が出来ません!

③  同じ設備で、固定資産税も、軽くなります ―「先端設備等導入計画」

ふたつめは、「先端設備等導入計画」。
こちらは、市区町村に認めてもらう計画です。

認定を受けて対象の設備を入れると、
その設備にかかる「固定資産税」が、軽くなります。

ポイントは、「賃上げをします」と、
従業員のみなさんに表明すること。

ここが、必須の条件です。

【 先端設備等導入計画で使える、固定資産税のメリット 】

1.5%以上の賃上げを表明 …… 固定資産税が、2分の1に。しかも、3年間。

3%以上の賃上げを表明  …… 固定資産税が、4分の1に。なんと、5年間。

対象は、令和7年4月1日から令和9年3月31日までに取得した設備、とされています。

賃上げを、がんばると宣言する。
すると、税金が、うんと軽くなる。
働く人にも、会社にも、うれしい。
私はこの制度は、非常に良い制度だと思います。

ひとつ、大事な注意を。
この特例が使えるのは、その計画を作った市区町村に、会社がある場合です。

私のいる三次市も、対象になっています。
窓口は、三次市の商工観光課さんです。

※軽減の内容は国の標準どおりで、三次市が独自にゼロにする、
というものではありません。
金額の下限などの細かい条件は、最新の手引でご確認くださいね。

④  いちばん、もったいない失敗は「順番」です

ここまで読んで、「よし、うちも使おう」と思ってくださった社長さんへ。

いちばん大事な、そして、いちばん間違えやすいことを、お伝えします。
それは、設備を入れる「順番」です。

もし、設備を先に買ってしまうと ―

固定資産税の特例(先端設備等導入計画)は、

さかのぼって、使うことが、できません。

= 認定を受けてから、設備を取得するのが、原則です。

先端設備等導入計画は、「認定 → 取得」の順番が、絶対です。
買ったあとでは、間に合いません。

経営力向上計画のほうも、
原則は、認定を受けてから取得、と考えておくのが安全です。

つまり、補助金が決まってから、
あわてて動くのでは、遅いことがあるんです。

設備を「買う前」に、補助金と、
ふたつの計画を、いっしょに段取りしておく。

この順番さえ守れば、ひとつの設備で、三つの得を、
まるごと受け取れます。

計画づくりには、「認定経営革新等支援機関」の確認が必要な場面もあります。
ここも、私たちがお手伝い出来ます。

⑤  「もらう・減らす」で、特典を使いきりましょう

私がいちばんお伝えしたかったのは。
ひとつの設備投資は、
うまく順番を組めば、複数の得を生む、ということです。

もらって、税金を減らす。
どうか、まるごと受け取ってください。

そのためのカギは、たったひとつ。
絶対に順番を間違えないことです!

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