


求人を出しても、人が来ない
求人を出しても、応募がない。いまいる社員の方の残業で、なんとか仕事を回している。そうしたお声を、この1年でよく耳にするようになりました。
人が採れないのであれば、機械やシステムに任せる仕事を増やすことになります。ただ、設備には大きなお金がかかります。
その設備代の半分以上を、国が補助する制度があります。今回の締切は、10月16日です。


私は、JJK応援道で社長様を応援しています
私は、広島県三次市の行政書士、高杉将寿です。
JJK応援道。情熱(J)・情報(J)・金融(K)の3つで、頑張る社長様を支える応援団長です。
- 情熱(J) 誠心誠意、社長様に寄り添います
- 情報(J) 制度や最新技術の動きを、いち早くお届けします
- 金融(K) 補助金や資金繰りで、会社を支えます
経営者の皆さんに役立つ情報を、毎日配信しています。

日銀短観、中小企業の人手不足が一段と
日本銀行は令和8年10月1日、9月の短観(全国企業短期経済観測調査)を公表しました。
人手が足りているかを示す数字は、中小企業でマイナス42でした。6月のマイナス39から、不足感が強まっています。
12月の見通しは、マイナス45です。マイナスが大きいほど、人が足りない会社が多いという意味です。

情報が、会社を助ける
私は、情報こそが会社を助けると考えています。補助金は、知っている会社だけが使えるお金だからです。
国から「申請しませんか」という電話は、かかってきません。知らなければ、設備代をすべて自社で払うことになります。












同じ機械でも、手元から出るお金が違う
その制度が、「中小企業省力化投資補助金(一般型)」です。いま、第8回の募集が行われています。要点は、次のとおりです。
- 人手不足を、機械やシステムで補う設備が対象。単価50万円以上の機械装置などが1つ以上必要
- 補助率は、中小企業で2分の1、小規模事業者(製造業などは20人以下、商業・サービス業は5人以下)で3分の2
- 上限は、従業員の数で決まります。5人以下750万円、6〜20人1,500万円、21〜50人3,000万円、51〜100人5,000万円、101人以上8,000万円。大幅な賃上げをすると、最大1億円まで上がります
- 締切は、令和8年10月16日(金)17時
たとえば、従業員15人の食品卸の会社が、2,000万円の自動倉庫システムを入れるとします(架空の例です)。卸売業で従業員15人なら、補助率は2分の1です。
- 補助を使えば、国が1,000万円を出し、手元から出るのは1,000万円
- 知らずに買えば、2,000万円がすべて手元から出ていく
差は1,000万円です。違いは、制度を知っていたかどうかだけです。
前回の第6回では、申請1,841者のうち1,176者が採択されました(令和8年8月28日公表)。
公表されている採択事例を、2つご紹介します。
- 建設業の例。ICT測量機などを組み合わせて、施工工程の作業時間を7.5時間から4.8時間に短縮し、浮いた人員をほかの現場へ回しました(第5回)
- 広島県安芸高田市の株式会社シガ設備工業。「少人数かつ若手中心の組織で効率的かつ高精度な施工体制の構築」という計画で採択されています(第4回)
大切なのは、機械を入れること自体ではありません。浮いた時間を売上や賃上げにどうつなげるかが、審査で見られます。



締切までの2週間で、できること
- 申請に欠かせない「GビズIDプライム」を確かめる。郵送の手続きは最大1か月かかるため、まだの場合はマイナンバーカードでのオンライン手続きがおすすめです
- 見積は取っておく。ただし、発注や契約はまだしない。交付決定の前に発注した費用は、補助の対象になりません
- 賃上げの計画を立てる。1人当たりの給与を年平均3.5%以上増やすなどの約束があり、届かないと返還を求められることがあります
今回の締切に間に合わなくても、募集は年に数回あります。次の回に向けて、どの仕事を機械に任せたいかを社内で話し合っておくことも、立派な準備です。
人手が足りない今だからこそ、こうした情報を知っているかどうかで、会社の打てる手が変わります。

