
今朝の新聞に、日経新聞にある数字が出ていました。
日本の薬の値段は、世界とくらべて、
おどろくほど安いそうです。

「やった、ありがたい」
正直、私もそう思いました。

でも、その記事を読むうちに、
自分の値段のつけ方について、
思わず考え込んでしまいました。
「安い」って、ほんとうに、良いことでしょうか。
日本の薬は、安すぎる

今朝の日本経済新聞の、コラムです。
世界では、新しいバイオのお薬が
次々と生まれているそうです。
その値段をくらべた数字が、とても印象に残りました。
アメリカを100とすると、
日本は、たったの12。
ざっくり言うと、日本の薬は
それくらい安い、ということです。
これは、すごいことなんです。
私たちは世界でいちばん安く、
良いお薬を使えています。
外国の方がわざわざ来てまで、
使いたくなるほどだそうです。
そこは、堂々と誇っていい。
ほんとうに、そう思うんです。
でも、です。
その安さがこんどは、日本の力を
削いでいる、というんです。
安すぎて、薬をつくる会社がもうけを、出せなくなる。
次の新薬に、お金を回せない。
安いことは、ありがたい。
でも、その裏で。
未来の薬が、生まれにくい。
「安い」は、今日のお客さんを呼ぶ

ここから、私たちの商売の話です。
お薬の話と、私たちの商売は、
じつは、同じだと思うんです。
安い値段は、たしかにお客さんを呼びます。
「安いね」「助かるよ」。
そう言ってもらえると、うれしい。
私も、その言葉がほしくて、
値段を低くしてきました。
でも、この記事を読んで改めて思います。
安さは、今日のお客さんを呼ぶ。
でも、明日のための余力を、
少しずつ、奪っていく。
3Mとグーグルの、種まきのルール

ここで、有名な会社の話を
ふたつ、させてください。
ひとつめは、3Mという会社。
あのポスト・イットの会社です。
この会社の、有名なルールがこれです。
働く時間の、15%は、好きな研究に、使っていい。
この自由な時間の中から、
あの黄色いふせんが生まれました。
ちょっと貼って、すぐはがせる。
あれも、余力が生んだ発明なんです。
ふたつめは、グーグルです。
あの会社にも、似たしくみが
あったと言われています。
働く時間の、2割くらいは、
好きなことに、使っていい。
その時間からも、いろんな
サービスが育ったそうです。
(最近は、この自由時間も形だけになった、なんて声もあるようですが。)
ふたつの会社に、共通点があります。
余力があるから、次の柱が、育つ。

余力がなければ、どうなるか。
今日を回すだけで、終わります。
種をまく畑が、どこにもないんです。
正直、私もできていません
ここまで、えらそうに書きました。
でも、正直に言いますね。

私の値段のつけ方は、横ならびです。
行政書士会の報酬統計の、平均値がベースになっています。

自分の営業トークはこうでした。
平均の値段で、平均以上のサービスを提供します!
これを、うたい文句にしていました。
これでよいとすら、思っていました。
まわりの相場を見て、だいたい
同じくらいに、してきました。
だから、余力が生まれません。
種まきの畑も、つくれていない。
さっき、えらそうに書いた話。
私自身が、できていないんです。
これはけっこう、はずかしい告白です。
安い値段で、今日のお客さんは呼べます。
でも、このままでは、次のお客様に
もっと良いものを、届けられません。
それが、いちばんくやしいんです。だから、私はこう決めました。

ほんの少しずつ、値上げをする勇気を、持ちます。
もちろん、ただ上げるだけじゃありません。
「高くても、あなたにお願いしたい」そう言ってもらえる理由を、
本気で、ふやしていきます。
値段を、上げる。それ以上に、値打ちを上げる。
片方だけじゃ、お客様から選ばれません。
両方いっしょに、上げていく。それが、私の挑戦です。

とはいえ、言うは易く行なうは難しです。
これは、本当に勇気がいりますし、難しい。
だからこそ、こうして決意をブログに書き、
自分を追い込む次第です💦
(大丈夫か、自分)

